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「サニー 永遠の仲間たち」鑑賞

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また観てしまった。いつ観ても感動する。
感情移入できる対象の不在、なのに沸き起る感動の謎、きっとこれは純粋な物語への敬愛ではないのか。
終盤の展開はご都合主義に見える、しかし鵜呑みしてはいけない。これは確固たるアイロニーだ。
そうなるわけがないと判断できるからこそ物語は輝く。
過去と現在という二重構成、その裏側に別の二重性が隠れている。
描かれる回想描写が現実離れしているのは、現在の主人公が記憶から無意識に捏造した過去への憧憬である。
リアリティラインを逸脱しているのではない、捏造した過去への憧憬がリアルなのだ。
その憧憬は観るもののそれと重なりさらに抽象的光彩を放つ。
数々の引用が見てとれる作品だが実に巧みな織り込みがなされている。見事な演出力である。
ドラマとはこういうことだ。

2013.03.06

「フライト」鑑賞

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パニック映画と思ったら違う話でした。
ネタバレですがこの話、主人公の航空機パイロットが同僚のアテンダントと寝た翌朝、酔い覚ましに粉キメて出勤、悪天候でも荒技で離陸、ちょっとだるいのかウィルキンソンのミニボトルを2本、ジュースか何かで割って飲んで寝ちゃった、実はかなりのアルコール依存症。間もなく機体は損傷による巡航不能に陥り機内は混乱、目覚めたパイロットは通常有り得ない操縦で確か96人中4人の犠牲に停めたというある意味奇跡的な話が序盤の20分くらい。これで1本映画作れちゃうのにね、20年前なら。しかしここからが主人公の地獄巡り、その後の血液検査と機内サービスはなかったのにミニボトルの空き瓶が発見されたことから次第にパイロットは追いつめられるのでした。
カウンターカルチャーの後遺症が垣間見れる映画とも読める作品のようだが詳しいことは私には解らない。
おもしろいのは飲酒運転撲滅メッセージでもなく依存克服セラピーでもないところ。作り手の意図はもっと先にある。

2013.03.06

「ジャンゴ 繋がれざる者」鑑賞

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サントラの良さは相変わらずのタランティーノ。「I Got A Name」Jim Croseときたね。
しかもアカデミー賞脚本賞ときた。

2013.03.04

「レッド・ライト」鑑賞

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映画「プレステージ」を思い出した。本質は何とも単純なものだ。
キャスティングが素晴らしい。

2013.02.16

「ゼロ・ダーク・サーティ」鑑賞

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2013年マイベスト映画、暫定第1位に決定しました。

2013.02.15

「アルゴ」鑑賞

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18年間封印されてきた実話。1979年のイランアメリカ大使館人質事件でのCIAの救出作戦を描いた映画。
しかしここでベン・アフレックがやりたかったことは昨今流行りの実話に基づいた企画ではなく、
そのふりをした70年代のサスペンス映画をリアルタイム感覚で作りたかったのではないか、と思う。
セットや衣装などどれも秀逸であるが実話の再現はもとより実は70年代映画の再現が目的なのではなかったか。
フィルムの粒子感、色合い、カメラワーク。ホテルの窓から見える景色は良く出来た書割りに見える。
そんな端々から監督の狙いを嗅ぎ取っている間に、あっという間に映画は終わる。
実はシンプルな話である、シナリオは割とベタ、尺は普通に120分ある、でもあっという間に終わる。
そんな映画はかつてあった。荒削りだが牽引力を持つ映画、かつての作品に宿るテイストをこの時代に再構築してみせた。
ここで描かれるCIAの救出作戦はウソの映画製作、粋なメタ構造、憎い映画だ。
ジョン・チェンバース役のジョン・グッドマン。好きです。今回は特にかっこいい。

2013.02.09

「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」鑑賞

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何も知らずに観た。観賞後しばらく余韻が残る。もうひとつのストーリーが浮かぶ。
ファンタジック過ぎる映像、リアリティラインの危うさは、ラストの語りで回収される。お見事。
リチャード・パーカーの名を事前に調べておいたほうが歯応えが増す気がする。

2013.02.08

「テッド」鑑賞

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マーク・ウォールバーグは好きなので問題なし。
超レアなカメオ出演あり。クイーンのこの曲はよく聴いてた。
メロウパートのところ、70年代ハリウッド特撮なのがオツ。かえって面倒だったろうに。
テッドの計らいでノラ・ジョーンズのライブ中に飛び入りで歌うマーク・ウォールバーグがツボだった。
ダーク・ディグラーじゃないか。

2013.02.07

「ルーパー」鑑賞

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低予算らしいですがかなりの出来です。
後半からループとはそういうことかとばかりに話が変わる。
この時代に憎悪の連鎖をこのように描いたことに感服した。
テーマ曲がグッド。

2013.02.06

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」鑑賞

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ショーン・ペンの演技力を思い知らされる。

2013.02.06

「007 スカイフォール」鑑賞

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政府の公聴会でMI6の必要性を問われるM。これはボンド映画シリーズの必要性と重なる。
アストン・マーチンDB5にMを乗せ目的地に向かうボンド。「どこへ?」「過去へ」
辿り着くのはボンドの生家、門に「SKYFALL」の表札。今作が原点回帰を意味する印象的な場面だ。
表層的にも伝統の継承は、本編の随所に洒落や茶目っ気と共に散りばめられている。
アバンタイトルの長い追跡、標的が乗る列車の車両に飛び移ったボンドは右袖のカフスを確かめる。
旧作「ゴールドフィンガー」のアバンタイトルにおいてもボンドは同じ仕草をする。
ショーン・コネリーのアドリブなのか、原作にあるのか、いずれにせよ今回は見栄の継承が目立つ。
今回のボンドガール、それはM。折り返しを意味付ける決定的なピリオドとなる。
Qが新しい。同時代的なその存在は作品の中からボンド作品自体に問いかけているようでもある。
ボンドは答える。「マイ・プレジャー」
オープニングタイトルが素晴らしい、見事。

2012.12.10

「裏切りのサーカス」鑑賞

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完璧なサスペンス映画を観てしまった。

2012.12.01

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q  EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」鑑賞

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旧作からここに至るまで観てきたものとして、今回のメタ構造はとても身に沁みる。
サウンドトラックは今回も素晴らしい。

2012.11.21

「アウトレイジ ビヨンド」鑑賞

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2人組。2ショット。北野映画のメソッドとも言える。漫才に例えるのは容易だが真似するのは容易くないだろう。
例えば小日向役刑事の無茶ぶりな誘導尋問の場面がある。中でも最も笑えるシーンだが実は相当に的を得ている。
冤罪事件はもとより人間社会自体に脅える。このバランス感覚はさすが、北野武監督。
今回はシナリオも秀逸。ラストのキレが良い。

2012.10.06

「桐島、部活やめるってよ」鑑賞

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金字塔。

2012.09.05

「ダークナイト ライジング」鑑賞

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IMAX撮影の効果は前作より増しているように感じた。視覚から感情を揺さぶられるものがある。
今回、ブルースを支える3人、アルフレッド、ゴードン、ルーシャスが、いい。
特にマイケル・ケインは素晴らしい。

2012.08.24

「ヒアアフター」鑑賞

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観後感がいい。誰かが出逢うべき人に出逢う、それだけなのだが、いい。
出逢うにはやはり必然があり、またその巡り合わせは易々とは訪れない。必ず先に苦難が待ち受ける。
序盤のスマトラ島沖地震の視覚効果はあまりに生々しく当時公開打ち切りになったのも仕方あるまい。

2012.08.11

「おおかみこどもの雨と雪」鑑賞

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久しぶりに感動した。自分が何に感動しているのか全く判ってないのに感動してしまった。
子供の頃にありがちな感動にとても似た感覚のようでもあるが。
思うに感情移入できるキャラクターがいないせいかもしれない。しいてあげるなら雨、いや、やはり遠い。
そのことがここまで過剰なほど感動に加担しているなら、最近の自分には稀な出来事でもあり実に興味深い。
余計なバイアスが皆無だったせいか、作品の構築力なのか、何だろう。早くも腰を据えて再度鑑賞に望みたい。
音楽に強い牽引力を覚えた。世界観に一気に引き込む。しかし終演後に現実との接触は許さない。遥か遠い音楽。

2012.08.01

「Q」公開決定

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2012年7月1日21時頃、新宿バルト9の壁面に上映されたEVA-EXTRA08。
2分足らずの出来事に鳥肌が立った。こんなに素晴らしい映画の予告は子供の頃以来、観ていない。

2012.07.03